昨日、移植皮膚の切除手術を受け、本日から湿潤療法での治療を受けることになりました。
なついキズとやけどのクリニックさんに行き、診察を受けました。
移植皮膚切除後の状態
診察室で、痛みはどうだったかなど聞かれ、昨日の状況を伝えました。
まず、お湯をかけながら止血シートなどを剥がしました。
昨日治療されたままだったので、移植皮膚を削ぎ落とした指先の状態を初めて見ました。
もし何も知識がない状態でこの傷をみたら、かなりやばいと感じたと思います。
白くなっている皮膚のところに何か付いているのかと思いましたが、ふやけているだけでした。
こんな状態でも痛みはさほどありませんでした。
先生いわく、空気と遮断されている限りは痛く無いそうで、水で洗って傷口が濡れていたので、痛みがそれほどなかったのだと思います。
ガーゼなどの従来の治療法では、傷口が乾くので痛いんですね。
湿潤療法での皮膚再生
さて、血がとまったので、いよいよ湿潤療法での皮膚再生の開始となります。
傷口に、ハイドロコロイド絆創膏(包帯)を貼り、体から分泌される湿潤液を保持することになります。
ハイドロコロイド絆創膏は、市販のキズパワーパッドのようなもので、こちらの方が大きくて自由にカットして使えるので経済的だそうです。
看護師さんに貼ってもらいながら、貼り方を教わりました。匂いがでるので、毎日1回は交換するとのことです。
防水性は無いので、お風呂後に張り替えるのが良いそうです。
そんな説明を受けているうちに傷口が乾いてきたのか、少し痛みだしたので、早く貼ってくれーと思いました。
ハイドロコロイド絆創膏を貼ってもらった後は、ほとんど痛みは消えました。
1週間後の診察まで、自分で毎日張り替えなくてはなりません。傷が深いので少し不安を感じますが、自分の体の再生力を信じるしかないです。
ハイドロコロイド包帯をもらい、帰宅しました。
自宅での湿潤療法
その日、お風呂に入るときはポリ袋に手全体を入れて入りました。
今日から毎日、ハイドロコロイド絆創膏を張り替えなくてはなりません。
お風呂上がりにハイドロコロイド絆創膏を剥がしてみると、やっぱり、エグいキズだなと思いました。
深い傷の湿潤療法について、夏井先生のサイトで、いろいろな症例を見てなかったら、救急車呼んでました。
たぶん怖がるので、家族には傷を見せませんでした。
ハイドロコロイド絆創膏の使い方
ハイドロコロイド絆創膏は、自由に切って使えて、そこそこ厚みがあってコシがあるので貼るのも簡単です。
粘着力はかなり強く、普通の絆創膏や、キズパワーパッドのように簡単には剥がれません。
だから剥がすのはちょっと大変です。早く剥がそうとすると切れてしまいますが、ゆっくりとめくりながら引っ張っていると、ゆっくりと剥がれてきます。
水に濡れると粘着剤が溶け出して、ぬるぬるしてきて、粘着力が落ちるので、お湯を掛けながら端っこから少しずつ剥がしました。
一日貼っていると、臭くなってくるので、傷口も含めて一緒に洗ってしまいます。
貼り付け方は、病院で教わったとおりにやってみました。
指先のような曲面に貼れば当然シワができます。
キズパワーパッドだと、湿潤液が漏れてきますが、ハイドロコロイド絆創膏では、粘着力が強いのと、多少隙間があっても吸水することで隙間が埋まるようで、シワができても漏れることはありませんでした。
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